何を話せばいいのかわからない人のための雑談のルー‪ル‬

APPLE BOOKSのレビュー

自己啓発講師や研修業をメインに活動する松橋良紀の著書『何を話せばいいのかわからない人のための雑談のルール』。営業職に就いていた20代の頃に成績不振に悩まされ、カウンセラー養成講座を受講したところ、コミュニケーションスキルがアップしてトップセールスマンに成長したという著者が、自身の経験を生かして雑談の重要性を分かりやすく解説する。なぜ雑談が必要なのかという根本的な疑問に答えることから始まる本書は、相手の話の上手な聞き方や、口の重い人を語らせる方法、ビジネスで使える雑談の技術など、すぐに実践できそうな具体的なアイデアが満載。それぞれのテーマが数ページ以内で簡潔にまとめられており、各チャプターの終わりに「おさらい」として要点がまとめられているのもうれしい。また、名前を思い出せないときの対処法など、ちょっとしたテクニックも役立ちそうだ。タイトルどおり「何を話せばいいのかわからない」全ての人にとって、人生を充実させるために有効なコミュニケーション術のヒントがちりばめられたユニークな指南書。