働きアリに花束を 働きアリに花束を

働きアリに花束‪を‬

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    • ¥1,200
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発行者による作品情報

仕事の数だけ出会いがあった。出会いの数だけ笑って泣いた。
居酒屋、家庭教師、交通量調査、警備、清掃、イベントスタッフetc.
デビュー作『死にたい夜にかぎって』が話題となった著者が、これまで経験した数々の仕事と、そこで出会った“愛すべきクズ"たちについて綴った勤労エッセイ。
宙を舞うチャーハンを笑って眺めていた先輩、オナニーのやり方を知りたがる生徒、二人そろってミスをする双子の後輩、嫌われ者だけど頼れる社長、決別して音信不通の父親――人とかかわり、たどり着いたのは「まあ、いいか」なる境地だった。

ジャンル
小説/文学
発売日
2021年
3月17日
言語
JA
日本語
ページ数
208
ページ
発行者
扶桑社
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
5.4
MB

カスタマーレビュー

なやら腹

今週の100円ブック

デビュー作『死にたい夜にかぎって』が連続テレビドラマ化されて注目を浴びた作家、爪切男による“勤労エッセイ"集。著者がこれまでに就いた仕事の数々や、一期一会の愛すべきダメ人間たちとの思い出がつづられている。長崎の大学を卒業後、香川の実家に戻った著者は、バイト先の店にやってきた父親にうどんをぶっかけられる。父親と大げんかの末、作家になるという夢を抱いて上京したが...。解体現場を手始めに、イベント設営、交通量調査、試食モニターといった日雇いバイトを経験し、居酒屋と清掃員を掛け持ちする。一時は従業員が全員ラッパーのウェブ制作会社の社員になるも退職し、SMバーの際(はりつゖ)要員、お墓参り代行サービスといった謎の職種も体験。家庭の事情で8歳から小銭稼ぎをしてきた著者の目線はシビアだが、2人そろって仕事が全くできない残念な双子や、ハンドモデルに挑戦するも致命的な理由で採用されない彼女に対しても優しいまなざしを向ける。その根幹をなすのが、一生働き者のアリであり続け、最近定年退職した父親の姿にあるという落としどころも好ましい。まさに職業に貴賤(きせん)な
しの人間賛歌。

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